親孝行の真似事

ボーナスが出たので両親と一緒にご飯を食べに行った。
近くにできた天ぷらのお店。
カウンターだけの席でお昼のコースを予約してあったけど、普段外食をしないからこじゃれた器で出てくるコースのゆっくりさにもどかしかったのか、ばあちゃんは小声で少ない！遅い！薄い！と言ってた。
家で作る天ぷらは厚いし大きいし衣もボッテリ。
カラッと揚げたての天ぷらがカウンター越しに目の前の皿に一つずつ乗せられるから見た感じが物足らないのかもしれない。
物足らなかったのか、自分が作る方が美味しいからか、今夜は天ぷらにするって言い出した。
じいちゃんがさっきひろみんに食べに連れてきてもらったばっかりやん！と言ってくれた。
もう次回はコースじゃなくて定食にしようと決めた。